このレビューはネタバレを含みます
我が家の父親が日本プロレス好きで
幼少期は特にTVで観ていた世界。
裏にこんな事実があったとは…。
父フリッツを愛し 信じて始めたプロレス。
タイトル獲得を夢に 切磋琢磨する兄弟。
その一家を襲う悲劇の数々…。
過酷で残酷な人生を目の当たりにし
メモを取るのも忘れてしまいました。
家族の在り方や 親と子の距離感等
凄く考えさせられた作品でした。
子が父に「sir」を使う生活って…。
「I can't」もよく使われており
息子達の内面が映し出されてます。
そんな苦しい流れが続きましたが
ケリーが天国で兄弟達と再会するシーン。
哀しいけど温かな笑顔に号泣です。
5歳で他界した長男が 当時の姿なのも。
ケビンが遊ぶ息子達を眺めながら
子供の様に泣くラストシーンにまた号泣。
弟が亡くなっても泣く事を許されず
サングラスで隠す事も許されなかった兄が
心を解放した瞬間だったのでしょうね。
やっと。呪いから解放された瞬間。
「兄弟で話し合って解決しろ。」