アイアンクローのモのネタバレレビュー・内容・結末

家庭が安全基地じゃないと精神崩壊してしまうよね。呪いというか父親が元凶。父親への返事がYes, sir!!!って…。父親に逆らえなかったケビンが最後やっと反抗出来て自分の思いのたけをぶつけられたのが良かった。成長。色々ともう遅すぎたけど、全てに間に合わなかったわけじゃない。

ケリーが自死したとき落涙した。そのすぐあとの天国のシーンで号泣。自分自身の足で飛び跳ねられる場所、父親から痛みから全ての重圧から解放される場所、お兄ちゃんがいる場所、天国だよね。入りも自然で一見過去回想か死後の世界か分からなかったけど兄に会ったところで明確に死後の世界だと分かる演出良かった。

ジェレミーアレンホワイト(ケリー)はThe Bearっぽい役でもあったな。家族に問題があり自身も抑鬱状態のなか戦う感じ。The Bear見て以来ジェレミーアレンホワイトをひいきにしてたのでケリーの一挙手一投足が可愛く思えた。序盤なかなか登場しないあたりもやきもき。ああ、モスクワオリンピックが開催されていればと思わずにはいられない。

ps結婚式で兄弟で踊るシーン最高だったな…。幸せの絶頂からのデイヴィッドの死という落差がすごい。演出上手い。