ばんび

アイアンクローのばんびのネタバレレビュー・内容・結末

アイアンクロー(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

劇場で観てきました!!大満足!
ザックエフロン目当てで見に行ったけれど、こんなに深い映画と出会えるとは…
深い兄弟愛に心から感動しました。久しぶりに大号泣した。家で観てたら間違いなく声を上げて大泣きしたことでしょう……
できることなら、闘いとは無縁な世界で穏やかに生きていてほしかった。

映像がすごく綺麗だったのと、当時を彷彿させるような演出、めちゃくちゃかっこよかったです!

父は息子たちに自分の夢を託し、母はあまり息子たちに関わろうとしない。もっと優しさがあればなととても悲しくなった。家族と一緒にいたいというケビンをはじめとする兄弟たちの切な願いはどれくらい届いていたんだろう。
憧れや信念や男らしさ、そういったものに縛られて、いつのまにか呪いになっていく。それでもそれらが彼らにとっての当たり前であり続けたのが悲しい。

兄弟が仲良く過ごしているシーンがあまりにも愛おしくて、そこからの落差というか、そのコントラストにすごく気分が沈んでしまって、結構引きずってる。でもケビンが生きていてくれてとても嬉しいです。パンフレットにご本人たちの写真も載っていてすごくグッときて、そこでも泣けました。

ケリーが亡くなってからの三途の川というか、あの世を連想させるシーン、すごく泣けた。
再会を喜ぶべきなのか…。でも間違いなく彼らにはあの場所が安寧の地なんだろうなと思った。

あとデビッドからのはがき、またねで終わるのがとても寂しくて、涙が止まらなかった。

ザックエフロンの話し方というか声、めちゃくちゃすきだなーと思った。優しい。
繊細な感情の変化を表現できるのがすごいなあなんて思いました。嫉妬や劣等感や恐れ、怒り、悲しみ、静かで、けれど強烈にそれらの感情を感じられた。すごい。
最後の子どもたちが遊んでいるところを見て泣くケビンの姿を見て私も大号泣だった。エンドロールずーーっと泣いてた。写真でさらに大号泣。
新しい兄弟たちと幸せに生きているようでとても嬉しかった。

❤️
ばんび

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