"昔から《呪われた一族》と呼ばれた…呪いを信じるかどうかは別にして、不幸は続いた…"
《鉄の爪》…フォン・エリックの兄弟達は、最強のレスラーになるべく、父に育てられ着実にに人気レスラーとしての階段を登り始めたが…まさに"呪い"とも言える悲劇が兄弟を襲うのだ…
私は、それ程のプロレスファンではありませんでしたが、"アイアンクロー"は強烈な印象として覚えていました…ただ、フォン・エリック家にこれ程までの悲劇が起こっていた事は全く知りませんでした。
ザック・エフロンのメチャクチャ作り込んだ肉体の説得力は凄い…
次々と兄弟に降りかかる悲劇は、レスラーとしての強さのみを追求した父フリッツのせいでもある…父が息子達に求めたものは…"毒になる男らしさ"…いつしかその毒が檻となり、兄弟達はがんじがらめになり、どん詰まり、ついには壊れていく…
ラスト、たった一人残されたケビンの慟哭に胸が痛み…さめざめと涙が落ちるのです…
その後のケビンが写真と共に紹介されていましたが…そこに唯一の救いがあった事に胸を撫で下ろすのでした…
