アイアンクローのニクガタナのネタバレレビュー・内容・結末

呪われたプロレス一家のファミリードラマ。きついアイアンクローお見舞いされ泣きました。面白かったです。真面目で心優しい次男ケビン役ザック・エフロンは体が出来上がりすぎて、ザック・エフロンに見えない。三男も四男も五男も両親もそれぞれ役者が皆良かった。うぶなケビンを誘うリリー・ジェームズが相変わらずかわいい。最後は良い終い方。お約束の本人たちの写真も良い写真。あらすじを軽く読んでしまっていたので、不穏な劇伴に惑わされ、何かあるたびに家族の身が心配になる。フィクションだったらそんなバカなと思えるほどのここまでの不幸が重なるとは思ってもなく、それぞれの手紙に涙する。兄弟の事は兄弟で解決しろと突き放した両親。あの家族が辿った運命の原因は主に父親だったように描かれてる。川を越えた兄弟の再会が良いシーンだった。プロレスって段取りのあるショーだと思ってたけれども、タイトル戦のレスラーたちは本気だったんだなぁ。当時のTV中継の再現に力が入ってて可笑しかった。