クエンティンタランティーノ監督約30年前のデビュー作。
やさぐれ宝石強盗達の与太話と、血まみれのバイオレンスが半々の割合を占めた苦手な人にはどこまでも苦手な怪作。
しかし、これが何故かスタイリッシュな仕上がりになる。
時系列と主観者の巧みな変更。
手持ちカメラから一転、銃を持つ場面になると巧みに練られた構図に変更するカメラワーク。
俳優達の怪演。
(マイケルマドセンとティムロス!)
リトルグリーンバックからノリノリの音楽♪
この後名作を連発する鬼才の原型はほとんどここで完成されている。
これが面白くないわけがない。
特にティムロス演じるミスターオレンジが
ヤク絡みのホラ話を作り上げる過程は監督の脳内を見ているようでゾクゾクした。