Ninico

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版のNinicoのレビュー・感想・評価

4.8
あまりにも有名な古い作品のリバイバルの場合はネタバレ配慮やめても良いでしょうか…?

(一応、以下ネタバレ?なのか?)
レザボア・ドッグスはクエンティン・タランティーノ監督がインディペンデント映画として制作したデビュー作。30年ぶりにデジタルリマスター版で劇場公開とのこと。

昨年公開されたドキュメンタリー『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』でも取り上げられていた、本作の伝説の耳切りシーンはリアルに縮み上がる程怖かった。
ラジオ聴いて踊りながら罪のない警官の耳を切るギャングなんてサイコパスすぎるだろう。
倉庫での撮影は様々な工夫が凝らされており、見せないことで見せる撮り方は予算の都合だけではなく演出上の必然性も感じる。

時間軸シャッフル、下世話で長い無駄話、暴力、音楽のクールさ、タランティーノらしさが詰まった名作。
監督本人がしょうもないすぐ死ぬ役で出るの好き。
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