こっふん

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版のこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

2024年 12本目

・まずスクリーンで観ることができて超感激。鳥肌もん。
・最初のカフェでのグダグダ続く会話からもう最高。Like a Virginでよくあんなに話せるな。トビー、トビー、トビー。ピンクは早くチップ払えよ。
・オープニングは言うまでもなく。シビれまくる。やっぱりイケすぎてる。
・オープニング後、ティム・ロスの鬼気迫る演技。何回観てもあのシーンは食らう。良すぎる。
・ホワイトの邪魔くさいライターの点け方。
・Stuck in the Middle with Youに乗せて始まるブロンドの拷問。映画鑑賞人生の中でもかなり好きなシーン。それを終わらせるオレンジの発砲、やっぱりこの映画のティム・ロスは輝いてる。かっこよすぎる。
・オレンジの小話シーンもなんか大好き。
・オレンジが身支度して出かけるシーン、死ぬほど好き。あのシーンはやばい。タンクトップに羽織る革ジャン、ブーツに忍ばせる小さい銃、弾を確認してからポケットにしまう銃、小銭の山から探し出す指輪、そして鏡の自分に大丈夫だと言い聞かせる。何回でも観れる。かっこよすぎる。
・何色がいいかの小競り合いは笑える。
・劇中結構日本的な、まるでヤクザのような仁義を感じる。登場人物がそれぞれの仁義を持っていて、それゆえに破滅へ向かっていく。ホワイトのオレンジに対する仁義、ブロンドのジョーに対する仁義、エディのブロンドに対する仁義、マービンでさえ口を割らなかった。唯一誰にも肩入れしなかったピンクだけがこのカオスから生きて抜け出すことができたが、仁義に死ぬ男たちの方がよっぽど美しいと感じる。
・ラストシーンで、オレンジがホワイトにそれまでの恩に応えて自分の正体を明かすのは、信じてくれていたのに裏切って申し訳ないという感情は読み取れる。ただホワイトが射殺して自分もハチの巣にされるのが、怒り、絶望とか色んな感情が入り混じっててうまく言語化できない。
・やっぱり終始無駄な会話が多いなと感じる。ただそれが大好き。
・映画の構成もよくできてるなと改めて感動。
・ただかっこいいだけじゃなく、ラストシーン等自分的に少し引っかかる場面があるから何回も観てしまうのかなと思った。
こっふん

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