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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版のsammyのレビュー・感想・評価

3.9
012/2024

タランティーノの名を世界に轟かせ、一躍スターダムにのし上げた記念すべきデビュー作。

デジタルリマスター版公開ということでピカデリー新宿にて鑑賞。
オリジナル版を最後に見たのはもう10年くらい前か。
映画館で見るのは多分初めて…かな?
もはや思い出ポイントが高すぎて冷静には評価できませんね。

デジタルリマスターってすごいな。
画面はシャープで色味も鮮やか。
おかげでエディー(クリス•ペン)の青ジャージのナイキマークまで鮮明に見えました。

冒頭のつかみ、カフェのシーンからのオープニングが完璧。
「little green bag」の曲はやっぱりアガる。

メンバーもロス警官もまぁとにかくよく喋る。
下劣でくだらない会話が満載で
多くの人名とエピソードが出てくるが回想で見せるわけでもなくほとんど会話で見せる。
これで観客を飽きさせないってのがすごい。
会話の内容や壁に貼ってあるチラシに至るまでタラちゃんのオタクっぷりが随所に発揮されていますね。
「パルプフィクション」に比べると会話が若干洗練されておらず荒削りな感じがするが、これはこれで味わい深い。
英語がわかると細かいとこまでもっと面白いんだろうな
「my way or highway」とか。

ブラウン役マイケル•マドセンのイカれっぷりがすごい。
なんとなく立ち居振る舞いが「パルプ」のジョン•トラボルタに似てるなーと(踊るしw)思ってたらこの2人って兄弟って設定だったの思い出した。
そういや2人ともベガだもんな。

タランティーノの控えめな出演も面白い。
当時マドンナから「『like a virgin』は純粋な愛を歌った曲で巨根の歌ではありません」と手紙もらったらしいねw

忘れてたけどハーヴェイ•カイテルって今作のプロデューサーも兼任してたんだなー。

「お前らはジョークが好きだからおれもジョークを言う」
ジョー最高だぜ👍
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