アーモンドフィッシュ

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版のアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

3.6
大阪のシネ・リーブル梅田の上映最終日に間に合うよう、仕事を早めに切り上げて急いで行ってきました。実は、タランティーノ作品にめちゃくちゃ詳しいわけじゃないんですが、「キル・ビル」や「ジャンゴ 繋がれざる者」みたいにストーリーがスッキリしてる作品は好きで、逆に話が複雑になるとちょっとついていけなくなるんです。でも、「レザボア・ドッグス」は話は複雑?ですが、面白くて、引き込まれちゃいましたね(笑)

映画自体はダイヤモンド強盗計画する一味の話で、その中に裏切り者がいるかもって探りを入れる話です。冒頭から「ライク・ア・ヴァージン」の強烈な下ネタ解釈やチップについての軽い話で始まるんですけど、これがまたタランティーノらしい魅力。よく考えると実際の会話もこんな感じで行ったり来たりすること多いですよね。ただ、スピルバーグっ子の自分としては、なかなかストーリーが進まないところが不満が残るところ

それでも、映画で使われる音楽のセンスや、車のトランクから撮ったアングルのショット(タランティーノショットって言いますよね)は、本当に素敵で、見ていてワクワクしましたよ。

タランティーノの独特な世界観が楽しめる「レザボア・ドッグス」は、タランティーノ作品にあまり馴染みのない方でも、彼の映画の魅力をしっかりと味わえる作品だと感じました。