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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版のyahoojapanのレビュー・感想・評価

5.0
天才っているんだな。
もちろん監督のクエンティンタランティーノのことです。

監督自身も愛称ブラウン(うんこ?)役にて登場。
高い声で早口でまくしたてて、そして案の定すぐ死ぬという典型的なザコ役を好演していた。

そのブラウンが中心になって冒頭にマドンナの「ライクアバージン」のことを話すのだが、その内容がまさにこの先のみなさんの行く末を案じるような話。
巨根を求め続け、最高の巨根を前にし、まるで処女のように…(以下自粛)。
百戦錬磨のプロの強盗、もちろん初めてなんかじゃない連中が、まるで初めてのことのように戸惑い、そして…。
そこには純粋で正直な人間模様もあったりして、ぐっとくるものがある。

とにかく撃つシーンが随所に出てくる。
それがいちいち虚を突いてくるというか、ちょっと変なタイミングで出てくる。
撃つシーンが、このありがちな舞台、ありがちな設定を見たことのない映画へと導いている気がして、とにかく見事。

デジタルリマスターがなかったら見ないままだったかもしれず、そういう意味ではリマスターばんざいです!
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