このレビューはネタバレを含みます
謎の男... Gentlemanのセリフより
Everyone realizes the value of
heaven after experiencing hell.
Before going to hell, no one
knows how precious it is. You'll
remember today forever.
前半の部分で彼女のスジンがドンジュの部屋に時計が無いという理由からパタパタ時計:別名、フラップ・クロックをプレゼントとして渡す場面がある。フラップと言うだけに唯一の欠点として機械式なので動作音が大きいことが挙げられる。それをパソコンの近くに置くとは、何かおかしい。それに携帯にラップ・トップがあれば時間なんてすぐにわかってしまう。それと
会ったばかりの謎の男の部屋に一人で行って、しかも飲み物を彼から進められて直ぐに飲むなんて... おかしい。
さらにストッキングを脱がすシーンでパンストではないのは下着が見えたりエロいことを避けるための演出だとわかるけれど...
そんなこんなで
彼女スジンを謎の男の罠に容易く引っかかってしまうような頭の弱い女性でありながら彼氏のドンジュに別れ話もしている、いけ好かない見ていて歯ぎしりをしたくなるような女性のキャラにセットアップしているのは、これは、まさかのまさか? ツイスト・エンディングの為の伏線という事ね?
馬鹿らしくって、そんなくだらない映画と言えるかもしれない。
“There is no way I could ever stand
here without acknowledging one of
the deepest loves of my life, my
heroic co-parent, my ex-partner in
love but righteous soul sister in life,
my confessor, ski buddy, consigliere,
most beloved BFF of 20 years,
Cydney Bernard. Thank you, Cyd.”
(2013年、ジョディの「セシル・B・デミル賞」の受賞スピーチより)
今ネットでは、入手した性的な画像を基に金品や過激な画像を要求する性的脅迫(セクストーション)の被害相談が増えていると言われている。
それほど人の心の痛みを分からない人がいるという事。あたしはいい子ちゃんではないけど...
なぜジョディのスピーチを載せたかと言うと1989年、『告発の行方』で彼女は最初のオスカーを手にしている。その映画の内容を知れば、性的被害を受けている女性を周りの男たちがはやし立てるのも罪になるという、人としての最後の砦としてのモラルを失うことは、すでに人として動画してるぜ! この事とのシンクロニシティが映画全体の主張なのかもしれないけども... どんでん返しって、何でもかんでも使えばいいってものでもないし、アザトすぎる。
辛辣すぎて、失礼しやしたってか⁉
ただ、映画の救いは謎の男を演じたパク・ソンウンと言う俳優さんの飛びぬけてねちっこい演技と言えるかもしれない?