LaserCats

カサンドロ リング上のドラァグクイーンのLaserCatsのレビュー・感想・評価

3.7
ゲイのルチャドール(プロレスラー)の話。
エンドロールで実話だと知った。
自分を偽らずに生きるために父親に捨てられ、恋人には外では無視され、リング上でも差別的な罵声を浴びせられる。そんな中でも大切な人たちへの想いを抱いてリングに立ち、実力で周りを認めさせる姿に、力強さや優しさ、誠実さを感じた。
トーク番組で少年の話を聞くシーンが、今までの苦労が報われた感じがして、とてもぐっと来た。
キャストでは、「バッド・エデュケーション」の裏話を聞くとちょっぴり不安だったガエル・ガルシア・ベルナルだけど、彼の演じるカサンドロはチャーミングで、とても生き生きして見えてよかった。
また、血を見る格闘技が超苦手な自分にも試合のシーンは観やすかったので、同様に血が苦手な人にもお勧めできる映画だと思う。
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