ルチャリブレは本場のアレナ・メヒコやアレナ・コリセオまで見に行ったほど大好き。
しかし恥ずかしながら、このカサンドロという選手は知らなかった。
完全にフィクションの人だと思って見ていたところ、後半で実在の選手と気づいた。最初からそれがわかっていたら、多分違う評価になっていたと思う。
なんというか色々と中途半端に見えるんだよな。
多分、実在する人だからノンフィクションをベースにしているために、あれこれエピソードを端折らないといけなかったのだろう。それを早い段階でわからせてほしかった。「この男は実在する。」という『空手バカ一代』的な始まり方でね。
良かったのはサントの番組のシーン。ゲイの子の話を聞いたときのカサンドロの表情は何とも言えずグッときた。上手い役者。お母さんのキャラクターも人間くささというか味があって好きだな。