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カサンドロ リング上のドラァグクイーンの作品紹介

カサンドロ リング上のドラァグクイーンのあらすじ

9月22日(金)から独占配信

カサンドロ リング上のドラァグクイーンの監督

カサンドロ リング上のドラァグクイーンの出演者

原題
Cassandro
製作年
2023年
製作国
メキシコアメリカ
上映時間
107分
ジャンル
ドラマスポーツ

『カサンドロ リング上のドラァグクイーン』に投稿された感想・評価

のんchan

のんchanの感想・評価

3.8
ガエル・ガルシア・ベルナルは昔追っていたことがあり、古い作品はほぼほぼ観ていて、これで鑑賞は17本目。

アマプラオリジナル独占配信!
観れるのは嬉しいけど、このレビューでMark50人目。あんまり宣伝してない?
タイトルとジャケ写の通り、ゲイのプロレスラーの伝記映画です。

ガエルのメイクと衣装を付けたリングでの格闘をたっぷり観れます。

先ず、メキシコには昔からプロレス文化が根付いていてスペイン語でプロレスを"ルチャ・リブレ"と言う。そしてリングに上がるレスラーを"ルチャ・ドール"と言う。
更に女装のルチャ・ドールを"エキソティコ"と言い、言わば道化役のレスラー。


1980年代のテキサス州エルパソでエキソティコをしているサウラ(ガエル)は、15歳でゲイをカミングアウトした為、保守的な父親が母子と縁を切ってしまう。と言っても、母親が妻子のある父親との間にサウラを生んだのだった。

母子家庭で母親思いのサウラはただただ母親を楽にさせてあげたい、プール付きの良い家を買ってあげたいがために強くなりたかった。

女性の名コーチが付いて練習を重ね、リング名を"カサンドロ"に変え、女装も華やかにしていく。すると本場メキシコでの試合に出れるようにまでなる。残念ながら敗戦(ご本人はチャンピオンになっている)となったがまだ夢は続く。
ただ、妻子持ちのルチャドールの恋人がいるけど、その関係も上手くいかない。

母の死、父との確執、恋人との別れと挫折や敗北の経験を積むが、ゲイを恥じることなく、自分らしさを持ち続け、前向きに進むところでエンディング。


ガエルも44歳になったんだ。芸歴も長く役の幅も広いし、なんでも巧いけど、どうしてこの役を引き受けたのか?そこが知りたいな〜。メキシコ人だからプロレス好きなのかな?
いやとてもチャーミングだし、演技は申し分なかったです。
JIZE

JIZEの感想・評価

3.1
実在のルチャリブレのレスラー"カサンドロ"の生涯が国際的スターダムへ躍り出る様子を活写しながら描きだす。カサンドロが順調にスターダムへのし上がるのに対して、内面に孤独を抱え込むその対比は、ままならず印象的である。プロレス映画にして、スポ根の伝記もの。PrimeVideoにて22日からオリジナル独占配信され、鑑賞した。よくある天才もの独自の紙一重な天秤を支柱に血の通ったドラマは展開されて他者から見られる自分と主観的に自分を見るその乖離が描けていたと思う。ガエル・ガルシア・ベルナルの名芝居は元より試合上のカタルシスはあまりなく、ドラマ面にその余白をあてた気がする。LGBT系譜のこのような作品は年に数本でるが、ぜひこの機会に日の目を浴びてもらいたい限りではある。
hasisi

hasisiの感想・評価

3.8
1980年代の米国。南部にあるテキサス州。
アルメンダリスは、プロレスラーを生業にしている。試合がある日はメキシコ国境を越え、チワワ州へと向かうのが日課だ。
彼は悪役マスクマンとしてデビューしたのだが、先輩、ベーブ・シャロンの勧めでマスクを脱ぎ、お笑いレスラーの道に転向する。

監督は、ロジャー・ロス・ウィリアムズ。
脚本は監督と、デビッド・ティーグ。
2023年にAmazonプライムビデオで公開された伝記ドラマ映画です。

【主な登場人物】🍾💊
[エドゥアルド]父。
[エル・イホ・デル・サント]本人。
[カサンドロ]主人公。
[サブリナ]師匠。
[フェリペ]売人。
[ヘラルド]髭のレスラー。
[ピート]最初の興行主。
[ヒガンティコ]黄色いマスクマン。
[ビッグ・ベルトラン]テキソティコ。
[ヨカスタ]母。
[ロレンツォ]興行関係者。

【概要や感想】🧶🚬
ウィリアムズ監督は、1962年生まれ。ペンシルバニア州出身の男性。
ドキュメンタリーの人。

脚本のティーグは、普段は編集をしている人で、監督の作品も何本か手掛けている。

[カサンドロ]🐆
本名は、サウル・アルメンダリスで、本作の主人公。
1970年生まれ。テキサス州出身の男性。
ルチャドール(プロレスラー)で、同性愛者を表明している。
1988年にキャリアを開始。マスクマンでルード(悪役)だったが、1年もしないうちにテキソティコに転向している。

テキソティコは女形でコメディ担当。やられ役らしい。
(はじめて聞いた)
日本の男色ディーノのようなものだろうか。

1992年にテキソティコで初のUWAライト級王座を獲得している。
2012年に前十字靭帯と半月板損傷によって1年休むなどの大怪我を経験しているが、
今年53才で現役続行中である。

📹第3者視点。
カメラが遠く、離れた位置から観察しているようなショットが多い。
展開も唐突で、ドキュメンタリー用に採取した映像を繋ぎ合わせたような構成になっている。

その上、カサンドロが自分の心情を終盤まで言葉にしないので、風景映像を眺めているようなゆったりした時間が流れてゆく。
メキシコの強い日差し。自然光が美しく、庶民の荒んだ生活が映像化されている。

最後にテレビのトーク番組が入って、そこで本人から人生の振り返りが語られる。
リング上で観客に笑顔を振りまく、悲しみを背負ったパフォーマーの姿など、演出は『ジョーカー』の影響が色濃いように感じた。

何を考えているのか分からない主人公が、最終盤で気持ちを発表するスポーツものとしては『クリード チャンプを継ぐ男』を彷彿させる。

🤼‍♂️ルチャリブレ。
監督がサディストなのだろう、カサンドロが攻めているシーンばかりなのが気になった。
本人に自覚があるのかないのか。

プロレスは格闘技と違って受けが醍醐味。片方を失っているのは残念。
俳優との契約が関係しているのかも。単純にヘビー級の技を受けたら、体がもたないのはあるが。
マットに叩きつけられる瞬間は代役に差し替えればいいわけで。

[ガエル・ガルシア・ベルナル]🐺
カサンドロを演じている人物。
MCUの『ウェアウルフ・バイ・ナイト』の主人公であるジャック・ラッセル。
1978年生まれで、メキシコ出身の男性。
身長は公称170センチだが、もっと小柄に見える。

打撃は軽く、トップロープに登る際は足元がおぼつかない。
だが、プロと交代しているのだろうか、器械体操を彷彿させる跳びつき系の技の時は途端に切れ味が鋭くなる。

体を鍛えてプロレスラーの役をこなしただけでも頭が下がる。

📺サクセスストーリー。
なんだけど、リング外の恋愛や悲しい出来事が中心に描かれているので、出世してゆく流れも素直に喜べない。
なんだか周りの人間もうさんくさいし。
収入の増加と裏腹に、孤独で悲しい物語になっている。

観客はうさばらしに来ているので、ボクシングの会場のように罵声がすごい。

劇中ではカットされているが、メインマッチの前に、本人は手首を切って自殺している。
リングパートナーに発見されていなかったら、この世にいなかったかもしれない人物。
どんな心境だったかを表現するために、“押し寄せてくる恐怖”が映像化されているが、類似作品と比べると軽いので注意するほどではない。

それもあって、クライマックスは複雑な感情にさせられて結構盛り上がる。

台詞はアドリブが多いのだろうか、聞いていて面白いし、ロケの美しさもあって、周回していても飽きにくい独特な魅力がある。

【映画を振り返って】🩱🏆
当初は辛くて途中離脱するも、高評価映画なので逃げずに戻る。心境を言語化していくうちに、チューニングが合って、ようやく自然と楽しめるように。

入り込みにくい映画の性質もあるけど、テキソティコが学生時代を思い出させて、痛いのが1番の理由だと思う。
殴られる、首を絞められる、投げられるって、わたしが同級生の相手をする際のポジションだった。

当時プロレスが流行っていたと言うか、文化として子供の生活に根付いており、暴力を振るうのも当たり前。
学生時代のわたしは、ぼーとした能天気で。叩かれてもやり返さないので、可愛がられ役。
殴られても笑っていたし、とくに気にもしていなかった。

ようするに、彼女が欲しい人。自分の中の同性愛への目覚めを認められない人。いちゃいちゃしたい人。家で苛められて、いらいらしている人。寂しい人のはけ口にされていたのだ。
(ゴミ箱か!)

それでも、当時の人たちは喧嘩慣れしているので、一線をこえない。野生動物の甘噛みや、縄張り争いのようなもので、怪我をするようなたぐいのものではなかったので生きていられた。

中には女姉弟か、1人っ子で経験が浅く、加減を知らない人もいたけど、たかがしれていた。
なので、映画や漫画の喧嘩の場面で、まず相手の急所を攻撃して殺そうとする登場人物を描く人を見ると「あ、こいつ喧嘩したことないな」とすぐ分かる。

今振り返ると、昼休みの体育館で大勢の生徒が集まっている中、ジャイアントスイングされて投げられるとか、プロレスのリング上に近い経験をしていたんだなぁ、と思う。
(しみじみ)

……ん? SNSで罵声浴びせる人達のサンドバックになっている時点で昔と何も変わっていない気がしてきた。
(そう言えば、“あの人”のそっくりさんもクラスにいたわ)
人を叩くか、映画のネタをしゃべって聞かせるか。昼休み中、独演会をしている学生服姿が目に浮かぶ。
「はい、先生。暴力的なのに弱者に寄り添っているような顔して感想文を書いている人がいまーす」
「2人とも廊下に立ってなさい!」
「……」🪣
殴ると倍になって返ってくるので、この辺でギブアップしておこう。

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