これは好き嫌いかなり分かれそうだけど自分は結構好きなエイリアンものSFホラー
セリフがとにかく少なく無声映画かと思えるほど。勿論意図してのそれだと思うけど。
主人公のセリフも全編通して7〜8ワードってくらい。
セリフがない考察系なゲームをやってるような感覚に近かった。
なんとなくアレックス・ガーランド監督の「アナイアレイション」を思い出してしまった。
内容全然違うけど。
【あらすじ】
とある過去により町の人全員から相手にされない、いわゆる村八分、女性ブリン
街のあちこちの芝生には丸いサークル状の不自然な跡が見られる
ある夜ブリンが物音で目覚めると、玄関は開いており、家の中に聞いたこともないような声と走り回る足音が聞こえた
やがて“ソレ”は彼女に迫る
【感想】
先にも述べたけどホント台詞が少ない。
まぁ表情での感情表現が見事なので別に良いんだけど、全編それだと逆に不自然でしばらくすると“しつこい”と感じたのも事実。
普通そこでは思わず声出すでしょ?って部分も徹底して無言というのは、みたいな。
ただそのしつこさを感じてない序盤の、家への侵入などのシーンは妙にリアルさの感じるスリリングさで、自分の好きな足音の演出でゾクゾクさせてくれた。
この序盤の恐怖演出は耐えられない人もいるんじゃないかな?と思えたくらい。
エイリアンはグレイタイプ👽なんだけど、個々に特性があったりなかなかにユニークで、特に手旗信号(?)するグレイの動きがめっちゃ可愛い。
ちなみにサイコキネシス使える。
結局グレイたちは何がしたくて来たのかもイマイチわからない。
そして主人公ブリンがなぜここまで町の人からハブられてるのかも“明確には”教えてくれない。
結末は個々取り方があるかもだけど、自分は●●だろうな〜と思ってる。
ほんと人選ぶ作品ではあるけど、私的にこれは何回でも観れる気がする良作。