正直、時間が丁度良かったから観ようかなくらいのもんで、作品に何か思い入れがあるとかではない。
序盤は「鎌倉か……。」「そりゃ結構ですね散歩も楽しいでしょうね」などと斜に構えていた。
しかし途中から角野氏の佇まいが段々気になってきた。
なんというカラフル。なんというバイタリティ。そして作品へ向ける熱もすごい。
娘の方の選んだ服だというが、アクセサリーなども含めてどの服装もすごく素敵でらっしゃる。
すっかり好印象に変わった。内側が外側を作り、また外側が内側を作っているんだな。この陽性はどこからくるのかと思ったけど、確かに南米ブラジルの影響というのは大きかったのかも。
そのブラジルでの出会いがルーツとなり現在に繋がる。再会のシーンは感動的であった。
御年89歳とのことだがめちゃくちゃ若くてらっしゃる。元日生まれというのもなんだかハッピーで、とにかくすごい。
お元気でいて頂きたい。
文学館もいつか訪れてみたいと思う。
折角の春なので明るい色の靴を履こうと思った。