椎良

Saltburnの椎良のレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
4.3
『フォントは何を?』

〈名門大学へ入学した貧乏学生オリバーは、周りに馴染めない性格。そんな中、キャンパスでの中心人物フェリックスと関わり合ううちに、夏の間 彼の大邸宅へと招かれることに。それは、鮮やかな貴族の世界───〉

バリー・コーガンがやりたそうなこと、全部する!!!

「プロミシング・ヤング・ウーマン」監督のスリラー。日本では劇場公開されず、Amazonプライムビデオ独占スルー。
あんまり情報入れずに見るのをオススメ

それは都合が良すぎる餌場。表層が崩れだしたら、全てが崩壊するまで止まれない。清々しいほどに「流れ変わったな」ポイントがある。性描写・全裸・ドラッグなどとヤバい方面が盛り盛りであり、あと単純にキモいので劇場公開がないのはやむ無しか。
ロザムンド・パイクが演じたフェリックスの母をはじめ、特権的存在の態度が印象的。フェリックスが抱える"気の良い陽キャ"の裏表もいいね

パーティー後 散らかりまくりなソルトバーン、そこでの悪夢の始まりは画としてキマり過ぎてた。終盤で待ち構える嫌過ぎる二段構え。愛憎の香りを残し、迎える突き抜けた結末。
バリー・コーガンの演技道はやはり、この一本筋で行くんだなと。擦り切れるまで応援します
椎良

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