怖い。感想は、ズバリ、それ。
バリー・コーガンの1人舞台だった。不気味な人を演じるのが、ほんと巧い。
女優さんの中では、ロザムンド・パイクとキャリー・マリガンが好きなので、「17歳の肖像」以来の共演だと嬉しくなって観たけど、最初、2人が全然出てこないから、どうしたことかと思ったら、なるほど、こういう配役だったのかと、途中で思う。
ジェイコブ・エロルディは、「キスから始まる物語」の人だ。ハマり役だったと思う。イギリス人俳優の中で、1人だけ、彼は、オーストラリア人。
タイトルのSaltburnは、今作で、出てくる、貴族の住むお屋敷の名前。イギリスでは、マナーハウスと呼ばれる貴族のお屋敷に名前をつけて呼ぶこと多いので。それにしても立派なお屋敷だったな。ノーサンプトンシャーのマナーハウスで撮影したらしい。
オックスフォード大学の中が見れたのも嬉しかった。
フェネル監督が、1963年のイギリス映画「召使(The Servant)」を参考にして作ったと話したらしい。なるほど、非常に似ている雰囲気がある。そういう意味でも、Saltburnは、Servant(召使)を、もじった造語かな。