私的にジャンルが錯綜してて、BLかと思いきやサスペンスやスリラーも含んでいたり、階層を皮肉にとらえる辺りは社会派。
複雑な作品ですね。
ですが、バリー・コーガンがあまりにも異彩放ってて、どんな作品なのかさっぱりわからないままついつい観続けたらば、エンディングがまたねぇ…いろんな意味で目が離せなかった。
はしょって筋を書きます。
富裕層を羨ましくも苦々しく思う主人公が、あらゆる手段で富豪ファミリーに喰い込んでいく様を、ソルトバーンという自然豊かな土地にそびえ立つ城のような豪邸を舞台に展開。
この世に産まれ出でた時から、銀の匙をくわえていた人々の脆さを悪趣味なくらい大袈裟に描く怪作。
バリー・コーガンのおかしさが爆発。変な人好きな私は、私のコレクションに一人追加されちょっと嬉しい。
