もしも『君の名前で僕を呼んで』をバリー・キオガンが演じたら。
大学デビューするにはアイデンティティが形成され過ぎてしまっていた青年のお話。
序盤のキャンパスシーン、イケてる組とイケてない組の様子がふつうにおもしろかった。
「だから試せって言ってるだろ!」
勉強しかしてこなかった、生まれつき持たざる者だからこそ勉強によって自分の存在価値を示すことしか出来なかった者たちの気持ち、少しわかってしまうな…
あらすじからもツルゲーネフの『はつ恋』ものかと思うが、なにせ主演がバリー・キオガンだから一筋縄ではいかない。
人は生まれもった階級によって人生が決まるのか、それとも。
ラストのバリー100%最高でした。