芹沢べん

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章の芹沢べんのレビュー・感想・評価

4.3
原作未読ですが見ました
東京の上空に未知の円盤が飛来してから三年後が舞台
卒業間近の女子高生たちの青春を中心に描きながらところどころに挟まれる不穏なカットそしてどんどんと東京が歪んでいき滅亡の足音が迫ってくる

冒頭は、癖のある絵柄とか主人公たちのノリとかで大丈夫かなと思いはしましたが、街が戦車やら自衛隊やら、対円盤の兵器が出てきて東京の街がどんどんと様変わりしていくあたりから、どんどんとのめりこんでいきました。
なんだかメガゾーン23とか劇場版のパトレイバーとかを思い出して、好きなやつやん!となりましたね。
そういう場面があるからこそ、メインの主人公の女子高生たちの日常でわちゃわちゃしてるシーンもなんだかエモみ(?)を増していくし、とある子が…となるシーンで喪失感が大きく来てぐっときました。

終盤の、過去の回想が始まっていろいろ明らかになっていくところはかなり衝撃でした、原作未読なので先の展開は知らないですが、とても続きが気になりますね。
あとこの過去編は画面のアスペクト比が3:2になるのとか演出も最高でした。

ダブル主演の声優があのちゃんとYOASOBIのボーカル幾田りらさんということで、最初は大丈夫か?っておもいましたけど、めちゃくちゃ良かったですね。 得に過去編のところなんかはお二人とも素晴らしかったです。

まだ前編で、かなりいいところで幕引きして続きがきになりますが、公開がちょっと延期したんですよね、良いクオリティのものが見れることに期待したいです。
芹沢べん

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