たくみ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のたくみのレビュー・感想・評価

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【デデデデデデデデデデデデデデデデ】
主演2人目的で鑑賞。原作未読。
もっと言うと昨日Mステで2人で歌ってるの偶々見たので観てきました。
まだ前章ですが面白かったです。
謎な部分がかなり多いですが、それ除いても主人公たちの掛け合いを楽しめました。
ネタバレとかあるのかよくわからないですが、一応以下ネタバレ全開ですのでお気を付けください。


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まず初めに、主人公2人の演技めちゃめちゃ良かったです。
終始ロートーンなのですが、それがあのちゃんには合っているし、ikuraちゃんも意外と合う。
幼少期パートでは2人とも声色変えたりと器用な事しているし、この2人のおかげで映画の魅力が上がっているように感じました。

物語的には映画の前半後半でかなり印象が違います。
前半はJKの日常を描き、9割意味のない駄話と偶に訪れる大事なイベントが描かれます。
ここの掛け合いがテンポ良くて好きでした。
あのちゃん演じるおんたんの独特な言い回し面白かったです。
ああいうワードセンスに塗れた人間になりたかった。
ikuraちゃんはいつも通り優しい感じ。でも中盤からの展開で違う一面も魅せてるのでこれから観る人は是非楽しんで欲しい。

物語としては「道具」に頼るかどうかで人間の豊かさや愚かさを描いているように感じました。
門出はとある道具に頼ってしまった。次第にコントロール出来ずに自分が思い描く行動が出来なくなっていく。
対照的におんたんは道具を使わずに自分を変えていこうとした。その姿に門出が求心されているように映りました。

もう一点「道具」の描き方としては宇宙人と地球人の差も面白かったです。
宇宙人たちは高度な道具を持っているにも関わらず人間側に危害を加えようとはしていない。
人間は何者かわからない者に対して危害を加えられる前に攻撃を加えてしまう。
きちんと対話せず決めつけで物事を進めてしまう者が果たして優秀なのか
道具に頼らない者、道具を使いこなす者、どちらの「強さ」が最終的な幸せに繋がるのか後半が楽しみです。

宇宙人に関しては謎が多すぎるので後半で解き明かされると良いなと思います。
とりあえず後半みたいとなる作品の終わり方で良かったです。
あと2か月後とかに公開してくれるのもありがたい。
『スパイダーバース』とか1年待たされるって聞いた時萎えたので。。。
(今さらに延びてますが、、、)

【その他メモ・独り言】
・絵のタッチ苦手な人はとことんダメそう。
・キザな兄ちゃん。
・あの教師だけは自分の子供が通う地区にいてほしくない。
・デべ子さんのご冥福をお祈りいたします。
たくみ

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