予告編の時点で面白そうだなとは思っていたけど、やっぱり好きな世界観でした。
原作はまったく知らないどころか、浅野いにお作品とは縁のない人生を送っていたんですけど、この方のほかの作品を読んでみたくなるぐらいには、めちゃくちゃ面白かったです。
なおかつ想像よりも刺さる言葉が多くて、SFではあるんだけど、起こっている現象と色んな物の見方がかなり現実的。だからこそ、こんなにも非現実的な前提の設定でありながら、決して浮世離れはしていないという奇跡的なバランスを保っている。
あと、幾田さんとあのちゃんの主演声優陣も文句なし。特にあのちゃんは凄かった。最初の起用の時点ではもしかしたら話題性を加味したものだったのかもしれない。でも、おんたん役は見終わってしまえばあのちゃん以外は考えられない配役で、もはやそのものなんじゃないかというぐらい見事にハマってました。
ぶっちゃけ後編の出来次第で評価は変わるかもしれないけど、今のところは期待に胸躍らせながら、後編が公開される5月24日を待ちたいと思います。
