単行本全12巻からなる原作をうまく再構築して、本作のディレクター・黒川智之の言の通り“門出の見せ場を集約した前編”となっている。
往年のアニメファンに分かりやすく説明するなら、前編は『伝説巨神イデオン』の接触編であり、後編は発動編というところかもしれない。
原作者・浅野いにおも原画に参加したりと、作画面もクオリティが高い。
初めの数分は違和感のあった幾田りらも、物語が進むにつれて違和感なくキャラに馴染んでいた。発表された時点で安心していたあのによるおんたんは、原作のイメージそのまま。というか、アフレコ当日にその演技を目にして、黒川智之があのが当日までに相当練習したであろうことを感じて背筋を正したというエピソードがあるほどで期待以上であった。
前編の大きな出来事に対して凰蘭がどう動いたかの答え合わせとなる後編も期待大！
