あこ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のあこのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

120分。120分⁉️120分の濃さじゃないぞ!!!体感3時間です。

 東京上空に突如現れた巨大円盤によって人類が滅亡するまでの時間を描いた前編。

 暫定的な評価で3.5なんだけど、後編の出来次第でいくらでも上がるしいくらでも下がる。
前編はマ〜〜〜ジで謎しか残らなかったので、それが全て回収されるだろうと踏んで後編へのハードルをアホほど上げてるんですけど大丈夫ですか…!?

 レビューの高さが気になって今回の鑑賞に至ったんだけど、露骨な下ネタが無理なのでおんたんの言動がなかなか受け入れられず、映画の前半までは正直「観るのキッツイな……」って思ってた。
延々知らない人達の(非)日常を見せられてる感があって、世界観に染まりきれないというか共感できないというか。
 3.11とかコロナとかに通ずる要素があるので響く人には最初から響いたのだろうけど、わたしはどっちの影響(※大切な人を失うとかそういうデカめのやつ)も大したことなかったからかなぁ〜〜。

 でもこのわたしの染まりきれなさが、映画の中の門出たちの状況と無意識的にリンクしてたんですよ。
国が秘密裏にやってることなんていち一般市民が知る由もないので、『侵略者』をフワッとした噂でしか捉えらない門出と、デデデデを遠巻きに眺めるわたしと。
 だからこそ、めちゃめちゃ油断してたところで新宿アルタ?前のシーン。イケメン(大葉圭太)が人外語を喋った瞬間鳥肌ゾワワワワ!ってなって、日常が非日常にシフトチェンジする瞬間を目の当たりにした興奮ヤバかったです。

 そっからはもうね、浅野いにおに胸ぐらを掴まれながらジェットコースター乗るみたいな感じですよ!
 キコの死、おんたんの過去、門出の暴走、侵略者の大量殺戮、エグかったね〜〜〜〜〜〜!!!謎が謎を呼ぶ前章では何一つ頭はスッキリしなかったけど!心はジェットコースターなので爽快感ありました!

 前半でヤベ〜奴だと思ってたおんたんはめちゃめちゃ内気な性格だったし、門出の「おんたんは絶対なんです」が加害を厭わないレベルで激重感情だったことが判明するし、そういうのがマルっとなかったことにされて現在の2人になってることがハ?(猫ミーム)だった。

 調査に来てた初代イソべやんがGOを出しちゃったからなのか、なぜいまになって侵略されてるのか。そもそもなんの目的で彼らは地球にやって来ているのか。空を飛んだ(比喩)門出がどうして生きてられているのか。おんたんが受け取った『気分がハイになる薬』はどうなったのか。わたし、気になります!

 原作未履修と前置きしつつここからはわたしの拙い考察なのだけど、タイトルが『デッドデッドデーモンズ』なので門出は確実に1度死んでると思うんだよね。
もうひとつの死は順当にいけばおんたんなんだろうけど、おんたんの死亡フラグはいまのところ見えてないので……門出が肉体的な死だとしたら、おんたんは精神的な死なのかな?

 大葉に再会したおんたんが精神ごと浮遊してるっぽい描写があったのと、彼の「彼女はシフターだ(?)」みたいなセリフからなんとなく世界線移動したのかな〜〜と思ってるけどどうなんでしょ。
 初代イソべやんもなんとなく良い奴感があるので、自分と関わったせいで門出&おんたんが死ぬことに罪悪感を覚えそう。

つまりだ。

肉体的に死んだ門出を受け入れられず精神的に死ぬおんたん
→初代イソべやん「君ら可哀想に😢ほんとは干渉するのタブーだけど助けたるか……(世界線移動ボタンポチー)」

🌀🌀世界線移動(偽史)🌀🌀

→門出・おんたん「生き返った!」
→初代イソべやん「なんか性格変わってるけどまあええわ!幸せに生きろよ!」

-----n年後-----

→イソべやんズ「なんか世界線移動した?正史じゃないのでこの世界破壊します卍」

みたいな感じなんだろうか。じぇんじぇんわかりましぇん。
 というかわたし程度の人間が簡単に考察できるようなストーリーであってほしくない感ある。後章へのハードルがただただ上がる一方ですね。

 個人的に好きだったのはおんたんの兄です。トリミングしたらかっこいいのでみなさんもぜひ👌🏻を作って顔にあてがってみてね。
 おデブだけどおんたん兄は産まれてくる子が超絶美形になるタイプの男性なので、逃がす手はないですよ門出(誰?)
あこ

あこ