柴芋

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章の柴芋のレビュー・感想・評価

3.8
原作は未読。周りにたくさんいる日常の人々だけど、それぞれのキャラクターが抱えている問題が現在に寄り添ってて目を引く。おんたんみたいな人居ないでしょって思ったけど、あのちゃんの声により、あのちゃんが居るんだから居るかもしれないと思わせる。アメリカがやりそうな事と思ってしまうけど、さすがに今のアメリカはやらないよなとも。おんたんのお兄ちゃんとか、身近に存在する人物にしか思えない。門出のお母さんもすごく分かる。浅野いにおはそういう表現がすごく上手い。ちょっとGANTZを思わせる世界で、どうなるか気になる~。門出がデベ子を嫌うのは、そこに自分が見えるからだよな。日常の中に潜み、ゆっくりと侵食するぼんやりとした恐怖が好き。
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