シャカッチ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のシャカッチのレビュー・感想・評価

4.0
期待通りの面白さ!
少しまとまりがかけた印象があり、点数は4点としたが、原作がコミックで致し方ないところもあるだろう。パンフレットにもエピソードの取捨選択にはかなり気を遣ったと書いてあった。

この前章では「凡人」という概念にフューチャーされたように感じる。世界の劇的な変化に対して、立ち向かう力を持たぬ凡人たちではあるが、順応して日常を続けるという強さが描かれていたように感じた。これは、コロナ禍を経た今だからこそ強く感じることかもしれない。
そういう意味では、陰謀論に傾倒してしまう人々もリアリティーがあったし、小比類巻くんというキャラクターに関してはその過程も描かれていて、理解が及ばないわけではなかった。誰しもが自分の苦悩に共感してくれる、希望を叶えるのに都合の良い考え方に傾倒し過ぎてしまう可能性があるのだという事実を改めて示してくれた。

その他、徒然なるままに書いていこうと思う。
まず、中川のお兄ちゃん! デブなんだけど、顔はいいし、諏訪部さんの超絶イケボ!!! なんかブッ刺さった。この作品の中で1番の推しかもしれない。
女子高生たちのやり取り、アオハルを感じてよかった。少しノリが男子っぽい気もしたが、そのおかげで男性の私としては親しみやすいキャラクターたちとして描かれていた。
間違いなくドラ◯もんのパロディである「イソベやん」パートもよかった。声優が杉田智和、そしてTARAKOさん…。出演してるとは知らなくて、突然あの声が映画館のスピーカーから流れて、ジーンとした気持ちになった。
主題歌もよかった。何回も聴きたい(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

ということで、何とか映画館で見れてよかった!
後章も楽しみ!
シャカッチ

シャカッチ