このレビューはネタバレを含みます
クセのある、いにお作品を、一般大衆向けに、分かり易くブラッシュアップした感じ。
現実と少し違う日常モノ?と思わせて、空に円盤が浮かんでいて度肝を抜かれる、漫画版1話の演出に対し、アニメ映画は、いきなり侵略者が地球(東京)に攻めてきて、政府が右往左往しているシーンからスタート。
世界観説明が実に分かり易い。
また、全12巻の漫画を1〜6巻と7〜12巻で前後編に分けると、後半の怒涛の伏線回収祭りが駆け足になるのは必至なので、原作の後半にくる、過去話を前半で早々にやってしまった。
そのため、
引っ張って、引っ張って、
引っ張って、引っ張って、
引っ張って、引っ張ってぇ…
突き落とすっ!!!
という、いにお節炸裂の漫画に対して、映画は
引っ張って、突き落と…
されたかどうかは、後半も観てね(はーと)
という印象
その他、好きなシーンがカットされてたくらいしか不満は皆無。
映像もキレイで、懸念していた主演二人の演技力も(上手いかどうかは別として)キャラにとても合っていた。
原作を読んでなければ大絶賛してたかな?というクオリティなので、星は3.8🌟