CatValentine

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のCatValentineのレビュー・感想・評価

4.9
浅野いにおアニメ映画化は絶対(完璧)なのです!!!

浅野いにおの原作を読んでいるのはプンプンとうみべの女の子で、かなりテイストの異なるデデデデは斬新でまた違う面白さだった

あのちゃん演じるおんたんのハマり具合が素晴らし過ぎる、、、浅野いにおの個性的なワードセンスをより輝かせており、初声優とは思えない演じっぷりで良かった
門出は最初ん?と思ったけど闇堕ちシーンは声に感情が乗っていて、すごく惹き込まれたし演技が自然で好きだった


浅野いにおは生々しい日常や人の心情を表現するのが本当に上手いと思う

物語は何気ない日常にくそヤバい飛来物到来で混乱と恐怖の渦中に突如身を置かされる国民たち。しかし3年後には人々は空に浮かぶ巨大飛来物を過去に現れたよな〜と一つの現象にしか捉えていない。人間の楽観さに気付かされる。
幼少期の門出なんかは特に感情剥き出しで良い。おんたんの絶対になりたいと思うあまりに破壊し、壊れて行く。そんな門出に嫌悪感を感じるのだが、同時に強く共感すらしてしまう。
自分では目を逸らしている人間の独占欲に近い本質を物語を通してこちらに伝えているようで強烈なカウンターパンチ!そこが好き!

後編に向けての大量の伏線も期待できる
絶絶絶絶対聖域を聴いて5月まではにゃにゃふわーの気持ちで学校を乗り越えたいと思う
CatValentine

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