オデタ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のオデタのレビュー・感想・評価

3.6
「今日は何か映画でも観るかな!」な、気分で地元のTOHOシネマにて上映中の観ても良さそうと思える作品の中、迷ったアイアンクローと比べて、軽い気持ちで観れそうだった為に今作を観た。

原作の存在すら知らずでしたが、少し前に劇場の予告で観た際、ストーリー展開とアニメーションの絵柄の雰囲気どちらも入って行けそうだなと感じはいました。

実際に映画冒頭は予告観た印象通りの展開にて、すんなり入って行けましたが、本編冒頭過ぎたあたりから物語の方よりも脇役人や完全なエキストラ的な人物の顔などの描き方に抵抗感じ出し、そちらが気になってしまいました。そこと併せて主人公達の日常に対して少し飽きが来出した半ば辺りに再び想像つかない展開になり、再度物語の中に引き込ませてもらえて、そこからはより物語に興味抱き最後までグッと楽しむ事が出来ました。

原作読んでない立場でしか言えませんが、幾田りら&あのちゃんが担当した主役二人の声は、どちらも良く当てはまってるなと感じました。存在感あって良かったです。

主人公達に共感する場面も、主人公達から見た仲間内や家族間、クラスメート内ではありましたが、大きく観た場合、私は主人公達や日本人にではなく、僅かばかりに登場する母艦に乗ってやってきている宇宙人の方に強く感情移入しました。

非現実的なSFだが、なかなか今の日本と言うより世界で起きている事とリンクして考えさせられる物語性が多く、観終えた後に、より気になる映画となりました。

是非5月末に公開される後章も同様に劇場で観たいと思います。
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