大正浪漫溢れる世界観と「クラガリ」なる地下世界、詰め込まれた設定が魅力。
狂言回しや捻った口上、まさに昔の紙芝居を見ているかのようなシーンの数々にハマるかどうかが作品を楽しめるかどうかの分かれ目かと思います。
個人的にはその作りが新鮮で、作品の世界観に惹かれたので面白く見られました。
上映時間も1時間弱と気楽に見られるものになっていますが、全体的に練りすぎた設定の上澄だけしか語られないので多くの謎を残したまま終わってしまうのが心残り。
（2時間にしても変わらないかもですが…）
何にも分からない、を楽しむ映画かもしれません。できれば違うエピソードも見たい。
西尾維新さんの作品と似ているというのが一番わかりやすい例えかもです。
