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クラユカバのunkoのレビュー・感想・評価

クラユカバ(2023年製作の映画)
3.5
塚原重義監督初長編アニメーション(60分)。
bilibiliが絡んでいるのと、クラウドファンディングで成立したみたい。

父の探偵事務所を継いだ荘太郎(神田伯山)は集団失踪事件の調査を依頼される。調べていくと、どうやら街の地下に広大に広がる空間「クラガリ」に関連がありそうだと判明する。
潜入した荘太郎はクラガリ内で謎の指揮官タンネ(黒沢ともよ)と出会うのだった…。

まず文句を、、劇場予告で「赤ペン瀧川による『クラメルカガリ』『クラユカバ』見どころ紹介動画」が流れる。
この後、実際に観るのだから見所紹介なんて必要ないんですけど…。
しかも「クラユカバ」の見所はまだいいけど、「クラメルカガリ」なんて軽いネタバレでしょ…。神経質な方はお気を付けを。

内容は塚原重義監督の短編作品を要素をそのままに60分に拡大されたような作品で、とても幻想的かつ不気味。「端ノ向フ」と「ウシガエル」あたりを観賞していると、より楽しめるかも。

「クラメルカガリ」と比較するとこちらは想像する余地が多く、映像も心象的なものが多いため、自分はこちらの方が好みでした。
ただやはりあと30分は伸ばしたものを観たかった。
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