タツキ

恋するプリテンダーのタツキのレビュー・感想・評価

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)
4.0
ウィル・グラッグ最高。こういうロマコメだけずっと撮ってて欲しい。

めちゃくちゃハリウッドのラブコメディ、というかスクリューボール的で、主人公の男女が周りに迷惑をかけまくるのが1番それぽい。キャサリン・ヘプバーンとケーリー・グラントの面影。

シドニー・スウィーニーもそうだけど、体だけ作って、泳ぎも下手で体力もないグレン・パウエルがキュート。『ステイ・フレンズ』における高所恐怖症のジャスティン・ティンバーレイクを彷彿とさせるキュートさ。

『ステイ・フレンズ』が、劇中で一瞬『ボブ&キャロル&テッド&アリス』を映して、これがセックスコメディの系譜であることを自己言及していたけど、本作はもっと古典ハリウッド劇に戻ってる感覚。シェイクスピアをベースにっていうのは、90年代後半から2000年代にかけて流行ったラブコメの懐かしい感じ。いずれにしてもウィル・グラッグはクレバーで意地悪なんだと思う。

エンドロールがまさかの大林版『時をかける少女』で笑った。あと、『デイヴ』ウォッチャーにはたまらないゲータ。
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