このレビューはネタバレを含みます
2024/05/09鑑賞。68点。
『Unwritten』をひたすら聴きたくなる作品。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
裕福な家系で育ち弁護士になることを期待されている大学生・ビー(演. シドニースウィーニー)は、カフェでトイレを借りようとしたところ「客以外には貸せない」と店員に言われて困っていたところを、証券マンのベン(演. グレン・パウエル)に助けられる。
ベンのアイコンタクトで彼の妻のフリをし、トイレを借りるだけでなくティーを奢ってもらう。
ビーもベンも互いを運命の相手だと直感し、丸一日デートをしてベンの家でサンドイッチを食べて寝落ちする。
恋愛経験の少ないビーは、ベンが目覚める前に家を出ていく。
プレイボーイのベンは今まで女性に話したことのない母との思い出を話したことから、彼女に本気になったことを自覚する。
1度は出て行ったもののビーはベンの家に戻るが、ビーが姿を消したことにショックを受けていたベンは、男友達のピートに「昨日連れ込んだ女は頭が空っぽだった」と強がりの発言をする。
ビーは偶然聞いてしまい、そのまま帰宅する。
その半年後、姉・ハルと彼女の婚約者・クラウディアとクラブで遊んでいたビーは、偶然ベンと再会。実は、ベンピートはハルとクラウディアの友達だった。
1年後。
ハルとクラウディアの結婚式をオーストラリアで挙げることになり、式に参加するビーとベンはそこでまた再会する。
結婚式を成功させるため2人はいがみ合うのをやめて協力しようとする。
だが、ビーとベンが実は両思いだったことを知っているハルとクラウディア、ピート、クラウディアの両親は結婚式が終わるまでに2人をくっつけようと画策。
ビーの両親・レオ(演. ダーモット・マローニー)とイニーは、そんな計画が進んでるとは知らず、ビーの元カレ・ジョナサンをオーストラリアに呼び出す。両親からしたら、幼馴染であるジョナサンに娘と結婚して欲しいのだ。
さらに結婚式には、ベンの元カノ・マーガレットも参加することに。
晴れやかな結婚式にあるはずが、複雑な人間関係という誤算が生まれてしまい、ビーとベンは手を組むことに。
ジョナサンとの復縁を考えていないビーは、両親に諦めてもらうためベンに彼氏のフリをしてもらう。ベンは、マーガレットと復縁したいので彼女を嫉妬させるため、ビーに彼女のフリをしてもらう。
恋人ごっこの延長で、船上パーティー中に【タイタニック】のジャックとローズのように振る舞うビーとベン。
しかしそのせいでビーが誤って海に落下し、ベンは彼女を救うため海に飛び込んでブイまで連れて行く。
ベンが泳ぐのが苦手だと知っているビーは、彼が自分を救ってくれたことで初めて「まだベンのことが好きだ」と自分の正直な気持ちを明かす。ベンもまた、マーガレットよりもビーの方が大切な存在になっていることに気付く。だが、ビーのことが好きだとはっきりと伝えられないまま、救助ヘリに保護される。
帰宅したビーとベンは初めてデートした時のようにサンドイッチを作り、そして今回はセックスして朝を迎える。だが自信のないベンは、"自分と寝たことが、ビーにとって間違った選択だと思われること"が怖くなり、ビーが目覚める前に部屋から出て行く。ビーは、何も告げずにいなくなったベンに不信感を募らせる。
ピートはベンに対して、「お前はプレイボーイを気取ってるけど本当はそうじゃない。恋に落ちそうになったら、自分から別れを告げてる。ビーを助けに行った時に、自分の気持ちを確信しただろ？」と痛い指摘。
ベンは話の流れで、"実はビーが大学を退学しており、そのことを両親には隠してる"と明かしてしまう。ベンと別れたピートは、そのことをビーの両親に話してしまい、ビーは退学の件を唯一知っているベンの口が軽かったことに怒り爆発。
ビーとベンの関係に振り回されるせいで、ハルとクラウディアは結婚式自体が嫌になっていた。そのことに気づいたベンは、「このままじゃ良くない。ハルとクラウディアのために最後の一芝居を打とう」とビーに告げ、これまでのことは全て水に流して結婚式を成功させることに。
結婚式のダンスパーティーでベンとマーガレットが踊る姿を見たビーは、嫉妬まではいかなくてもモヤモヤとした気持ちになり逃げ出したくなる。
オペラ・ハウスの恋人たちが集まる一角へ向かうことに。ビーにとっては、昔から憧れの場所だった。
ビーが結婚式会場にいないと気づいたベンは、自分の気持ちを伝えることを決心。
ビーどこにいるかすぐに直感した彼は、オペラ・ハウスに向かうと本音をぶつけ、ビーとベンは結ばれる。
完全にシングルになったジョナサンとマーガレットは、意気投合。
結婚式は無事に終了し、高所恐怖症であるベンがフライト中に聞くお気に入りの曲『Unwritten』が流れてEND。
