テロリ

ミシシッピー・バーニングのテロリのレビュー・感想・評価

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)
3.5
人種差別をテーマにした実話ベースの社会派作品。ジーン・ハックマンら俳優の演技が光り、商業映画としては素晴らしい。

ただ内容にはちょっと問題もあって、例えば主役の2人がハリウッド的に都合良く描かれていること。「白人のFBIが当時あの地で黒人のために活躍をしていた事実はない」という批判があります。

このような差別当事者からの批判は、個人的には至極もっともだと思う。この手のテーマの映画では、やはり史実とフィクションを混在させてはダメなんじゃないかと思います(あくまで個人的な見解です。作品として楽しめればよし、という考えも大いにあると思います)。

それでも、映画の出来はとてもよいし意義もあるので、見て良かった。フランシスマクドーマンドの「憎しみは生まれつきじゃない、教えられたもの」という言葉が重い。
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