ゆきゆき

ミシシッピー・バーニングのゆきゆきのレビュー・感想・評価

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)
4.2
キービジュアルの燃え盛る十字架、見れば見る程悍ましいですね。

黒人に対する差別を差別と思わない劇中の人々の言動には不快さしか感じない。しかし現実はこれ以上に酷かっただろうし、大っぴらではなくなったけれど、形を変えて今もあり続ける。アンダーソンとアランの両捜査官の、スタンスは違えど、この差別構造をどうにかしたいと思う行動が救いか。

出演者は名優揃いだけど、取り分けマイケル・ルーカーの悪役っぷりは頭ひとつ抜けてますね。これが数10年後には、ヨンドゥみたいな役を演じるんだからすごいものです。
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