アメリカ南部ミシシッピ州で公民権運動家3人が行方不明となる事件が発生。その事件の捜査のために訪れたFBIの2人。インテリ捜査官アラン役をウィレム・デフォー。現場主義の叩き上げ捜査官アンダーソンをジーン・ハックマンが演じている。「ブラック・クランズマン」の原作本を読んで知った本作。1964年に起きた事件が題材となっており、今から60年前にこんな不条理な人種差別が起きていたことに驚いた。そして、白人至上主義の秘密結社KKKがここまでフューチャーされている映画が「ブラック・クランズマン」以外にもあったんだね。人種差別が、色濃く残る南部。町の人々は黒人の失踪事件を町ぐるみで隠蔽。唯一の証言者となり得る黒人たちも白人たちを恐れるが故に捜査に協力的じゃない。その中で正義のために事件真相を解明しようとする2人の演技が光る。
