ユカリーヌ

ビニールハウスのユカリーヌのレビュー・感想・評価

ビニールハウス(2022年製作の映画)
3.6
貧困で、ビニールハウスで暮らす女は盲目の夫と認知症の妻の
老夫婦の訪問介護の仕事をしながら、少年院から出所する息子を待つ。

ある過ちを犯してしまうことで、負へと転がり落ちていく。

韓国映画特有の容赦なしかと
構えてみたが、割と淡々とし、
その結果を見せずに想像させる
切り方。

カットの繋ぎが絶妙な編集。

老いや介護の身近な問題は
身に沁みるし、盲目の夫が
とる行動が解りすぎるだけに
切ない。

ラストは予想通りだったが、
自業自得、因果応報と言えど、
結果を直接見せずとも、
痛々しい。
ユカリーヌ

ユカリーヌ