このレビューはネタバレを含みます
ギャスパー・ノエの「ヴォルテックス」でも認知症の高齢者が上手く描写されていたけど、この作品のファオクもリアルで、見ていて居た堪れない気持ちになった。。。
終盤の、立て続けに淡々と誰かが死を迎えていく流れはとても良かった。まさしく「負の連鎖」。
終始イヤ〜なムードが流れていて、見る前から予感していた後味の悪い結末を迎えるのだけれど、登場人物の動機がいまいちピンとこなかったり。
貧困や介護、少年犯罪や自傷という重たいテーマが扱われているものの、それぞれが深く掘り下げられることがなかったので、個人的には消化不良かなぁ。