みちたろ

蒼く、刹那くのみちたろのレビュー・感想・評価

蒼く、刹那く(2022年製作の映画)
1.0
映画を観ていてここまで怒りと悲しみが心の底から湧いてきたのは初めてだった。まず監督はジョン・カーニーの映画の台詞を引用したり、背景に『欲望』のポスターを貼るなど、チンケな小細工で映画好きをアピールしてはいるが、『はじまりのうた』や『シング・ストリート』の本質的なメッセージを1mmも理解していない。

映像と録音は素晴らしいが、脚本も演出も下痢便以下なので、良いスタッフがこんなクソッタレエモ学生映画で腕を発揮しているという事実にもはや憤りすら感じた。

まさかこんな絵に描いたような「学生恋愛映画」に出会うとは思わなかった。思い出すだけで頭痛がしてくるので、酷評もここまでにする。
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