コマミー

トランスモーファー メカ・ビーストのコマミーのレビュー・感想・評価

2.5
【覚醒はしないが、増殖する】


※サメンテーター"中野ダンキチ"さんと"サメ映画ルーキー"さんが主催する、本作の特別上映にて鑑賞(既にリリース、配信中)




「シャークネード」シリーズで主に知られるいわゆる"パクリ映画"専門のジャンル映画製作会社「アサイラム」…これまでサメ映画は勿論「トランス◯⚪︎ー◯ー」や「ア◯◯◯ドン」などなど、ハリウッドの大作を堂々パクって、映画好きを混乱の渦に陥れた。その中でも「シャークネード」は異常なまでに人気を集め、4DXで劇場公開もされたりした。

「シャークネード」は先程も書いた通り"シリーズものの"作品であるが、アサイラムのシリーズものは「シャークネード」だけではない。
この「トランスモーファー」シリーズもそうだ。全3部作。本作がその"3作目"だ。

…まぁ、私は前2作は観たことないが(観たが忘れている可能性も捨てきれない)。

まず、前にドーンと構えている"ライオンだかチーターだか分からんロボット"はちゃんとメインで出てきており、この猛獣型ロボットが"政府や特殊部隊に襲いかかる"というものだ。しかもこいつ、他の電子機器に"憑依"し、"増殖する"性質を持っていて、電子が通ったものならすり抜けて攻撃する事もできる。…アサイラムのくせに凝った作りをしやがって…コンニャロが!
しかもルックスも充分"かっこいい為"、こいつは好感を持てた。こいつのフィギュアがあったら欲しいくらい。
問題は、もう一体のその後ろにいる"オ◯◯⚪︎マ◯みたいな奴"…こいつは頼りになるのだが、"パッケージと全然ルックスが違う"。
ヒルみたいな首を持ち、目にあたるライトが一つ。しかもパッケージみたいな明るい色ではなく、程なく茶色…チクショウ全然ちげえ!
あと頼りになるのだが、設備がいささかちゃっちぃし、しかも人間が動かす時、精神的攻撃なのかい!結局"人の労力が必要"。

そして"人間側"。説明長すぎ!時間がねぇよ😭
あと精密機械が強い兄ちゃんが、ティモシー・シャラメとジェシー・アイゼンバーグとアラン・テュディックを混ぜたような顔つきで、まぁまぁ良い。
あとあまり頼りにならない首相役が、DMXとジェット・リーが出ていた「ブラック・ダイヤモンド」の武器商人役を演じた"トム・アーノルド"。老けたねぇ〜彼もアサイラムの作品に呼ばれちゃったか。時の流れは残酷だ。

とまぁ、いろいろ突っ込んだり、時には褒めたりしたのだが、これがアサイラムや超低予算映画の醍醐味だろう。そんな作品を劇場で流してくれた、中野ダンキチさんやサメ映画ルーキーさんには心から感謝したい。

DVDのチャプター画面を、でかいスクリーンで拝める日はないので凄い新鮮でした。

次回も、行けたら行きます。
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