昔見た同じ題材の映画では、観客が観やすいためにか肉が生ハムみたいに丁寧に薄く切られて並べられてたので、それならいけたかなーと思ったが、、、
この作品は肉が不恰好に切り取られ形も筋が入ってる感じもバラバラで、これを食べるのはなかなか勇気がいるなという感じ。
歯の間に挟まった何かを取り除くシーンでさえ胃が痛くなった。
72日間に及ぶ過酷な生活、失った多くの仲間、こんな状況じゃなければ選ばなかった選択。
ヘリのドアが閉まった時の表情が全てを物語っていた。
実際に救助は2日に分けて2回行われ、その間は救援物資が与えられ医師などが残りの生存者を見守った。
その間に同行していた山岳ガイドに保存された食料の写真を撮られリークされてしまい、後の記者会見で72日間の全貌が明らかとなった。
カニバリズムは人類の三大タブーとされているが、それはあくまでも人間が決めた事。消えゆく命と神を信じるしかない状況下で、なにが正しいことなのでしょうか。
