このレビューはネタバレを含みます
長尺を気にすることもなく一気に見れた。雪の無慈悲な白や冒頭の墜落事故などの映像も素晴らしいし、音にも生々しい迫力があって良かった。ストーリーも裏切りとか自己保身とかいったドロドロした要素は一切なく、全員が「みんなで」絶望から這い上がろうとする様に感動する。だからこそ、中盤の「仲間の体に宿る神」の話が印象に残りました。登場人物はかなり多いけど、ヌマ、ロベルト、ナンドさえ分かれば十分だった。
しかし狂言回しのヌマが死ぬとは思わなかったから、後半の展開にはすんげえ驚かされた。彼が瀕死になっても奇跡的に回復するのだろうと思ってたもんな。でもそんな彼を敢えて重要な役割に配置したのがいいな、とも思いました。