ひでG

雪山の絆のひでGのレビュー・感想・評価

雪山の絆(2023年製作の映画)
3.9
韓国のドキュメンタリーを朝一番で観る予定が雨で、、延期☂️
じゃあって事で、劇場でも公開中のNetflix配信映画を、お部屋の照明も消して、集中して一気に観ました。(少しでも劇場に近付けたくて)

雪山で飛行機が墜落した後の話としか予備知識を入れずに鑑賞。
だから、余計に先が読めず、没入することができました。
朝から疲れた〜、怖かった〰️
もう許して〜って、神に祈りました。

だから、河岸の地元のおじさんを見つけた時には、彼らと一緒に、「助けて!!」て
叫びたかったです。

ネトフリ加盟してまだ日が浅いので、推測の域なんだけど、ネトフリって、こーゆー実話ものって力入れてるのかな、
以前観た「ナイアド」は、海、海、海、が
強烈に実話のインパクトを支えていたけれど、
今回は、雪山、雪山、雪山、360°雪地獄
絶望的な世界に囲まれていました。

鑑賞後に知ったことですが、この事故は1972年、標高3600mのアンデス山脈に飛行機が墜落。その後72日後に16名が生還することができました。
この「奇跡の生還」は、「生きてこそ」など何度も映像化されました。

雪山に囲まれて、飛行機に残っていた僅かな食糧もすぐに無くなり、彼らはどう生き延びられたか、何を食べて生命を維持できたのか、そう、そのことの是非が、改めて2020年代に入ってからまた作られた理由でもあるのかもしれませんね。

劇中、彼らの1人が写真を撮ります。何があったか、自分たちはどうしていったかかを後世に残す為に記録するんだと言います。

奇跡の生還者として、ヒーロー扱いされた彼らは、その後、なぜ生き残れたのかの核心部分のことで攻撃を受けたのではないでしょうか。
大変キツい話ですが、この実話の続きも観たい気がします。(さらに悲劇に巻き込まれていないことを願いますが、、)

ネットで本作を検索していたら、「悲惨過ぎる」というノンの意見と共に、「顔と名前が判別し難い」というのがありました。
確かに、雪中で、凍傷も進み黒みがかって、髭面での若い男性だらけだから僕も個人を見分けられなれませんでした。

でも、誰が助かって、誰がヒーローで、という描き方は元々していなかったのかもしれませんね、この映画。

彼らの多くはラガーマン。ラグビーはボールをつないで、つないで、タッチダウンまで持っていくスポーツ。
みんなで命をつないで、誰かの命だけでも、とボール🏈をつないで生み出した奇跡のタッチダウンだったのかもしれませんね。
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