オリジナル未見。1972年実際に起こったウルグアイ軍用機遭難事故のお話。乗客はラグビーチームやその家族たち。大筋はわかっていても、どんどん苦しくなる展開に「早く早くだれか助けて」と思わずにいられない。
結果、彼らが苦しみながらもがいて、自ら行動を起こし続けなければ助からなかったかも、と思わせる救出劇に言葉が出ない。
気になるポイントは、生き延びるための倫理観を問われる選択。
ここは、もう一つ踏み込んで欲しかった。彼らがその後の人生にもたらした影響は計り知れないものがあるのだろう。
何度も何度も訪れる危機場面には、もうやめてーと観てるこちらも追い込まれる。
あっという間の144分だけど、観終わった後どっと疲れた。
「インポッシブル」の監督だと後から知り、妙に納得した。
