カルロスあきお

雪山の絆のカルロスあきおのネタバレレビュー・内容・結末

雪山の絆(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

Netflixで鑑賞

1972年に実際に起こったウルグアイ航空機がアンデス山脈に墜落して過酷な状況から生還する実話を元にした話。

雪山で周りには何もない。
連絡手段も食料もない状況。
次々に起こる絶望にどう立ち向かい、どう乗り切るのか。。

序盤から絶望的な状態で、どうなってしまうのか。と思ったが生還した人々の団結力が本当にすごくて今ある危機からどう乗り切れるかを考えてるのがすごいと思った。

雪山の為、まず寒さが襲いかかってくる夜がめちゃくちゃ怖い。
寝てしまうと死んでしまう状況がほんとうに怖かった。

なかなか助けが来ない中で食料問題に直面した時に死んでしまった仲間を食べる。。
普通の状況では異常自体だけど、極限の中どうしてもその選択をしないといけないのが本当にきついし、辛い。

もし同じ状況になったら「自分が死んだら、食べてくれ」なんて絶対言えないなぁと思ったし、彼らはあの状況を共にしたから出てくる言葉なのかなぁとも思いました。

みんなの為に死ぬかもしれないけど、助けを求めて進む勇気もすごいし、みんなが最後まで諦めずにいたからこそ生還できたんだと思いました。

実話の話をしっかりと重厚感のある映像とストーリーを重みのあるものにできている今作はリアルな世界を描いていてとても素晴らしい映画でした。