ジュンダイ

雪山の絆のジュンダイのレビュー・感想・評価

雪山の絆(2023年製作の映画)
4.2
ウルグアイ空軍機571便のアンデス山脈遭難事故の映画化。

飛行機事故関連の映画でこれだけリアルに表現されている映画はないと思うぐらい墜落の瞬間の衝撃や生々しさが伝わった。

墜落した直後になんとか生存した16人の方々から生き延びるということの大切さや自殺して人生を自分から投げ出してはいけないということを地味に暗示してくれる。

数週間、飲み食いもほぼできない飢餓状態のサバイバル状態に直面したときは僕もそうだけど誰もが「死んだ方がましで楽だ」と思うかもしれないが、サバイバルに直面したときの人間の絆と生き延びる力というのは実際に目でみて体験をしないとまだわからないことが多いのだと感じた。

生還できたときの16人の生存者たちのやり遂げたときの仲間の絆と達成感や笑顔は忘れない。これだけ苦しんだ生存者たちの今後の人生は何もかも今まで当たり前にやっていたことがすべて幸せに感じたのか想像だにしないくらいの幸せと生きることへの感謝の気持ちを持てるようになったのではないか。
ジュンダイ

ジュンダイ