このレビューはネタバレを含みます
これが実話っていうのが何よりも衝撃的。飛行機の墜落事故で冬のアンデス山脈に取り残された若者たち。これほどまでに絶望的な環境に置かれて、自分だったら正気を保てる自信がない…。
特に、飢えを凌ぐために命を失った仲間の死体を食べるという決断に至るまでの葛藤が、観ていて精神的にめちゃくちゃキツかった。
この物語の信じられないような結末は、生きることへの執念が生んだ奇跡としか言いようがなく、とにかく「すごい」の一言しか出てこない。
変にドラマティックに描きすぎず、生々しいまでにリアルな演技や脚本も素晴らしかったです。