このレビューはネタバレを含みます
旅に出ることと時間、考えたいことはたくさんある
【香港のアレゴリー】
ただ、「60年代三部作」の一つでもあるし、全てを香港の歴史的・政治的アレゴリーだと解釈したくなるけど、実際香港らしさや60年代らしさはそこまで押し出されていないので、そうした背景を重視しすぎた結果、内面の感情とかを軽んじてはいけないのかも。これに関しては胡響楽の「トラウマ」をキーワードにした研究が参考になる。
ソース→ https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/91529/